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フランクフルト

1996/09/15

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 空は、どんよりと曇っていて今にも雨が降りだしそうだ。こんな天気では、遠くまで足を伸ばす気はなれない。遅い昼食をとる事にする。今日は日曜日。ほとんどの店が、休みのようだ。観光客相手の土産物屋が辛うじて営業している。駅へ戻れば、食事をすることもできるが、そういう気分になれずこのまま開いている店を探しはじめた。さらに5分ぐらい歩いているとようやく営業しているレストランを見つける。近くに開いているレストランもなく、さらに歩いて別のレストランを探すだけだけの気力もない。吸い込まれるようにそのレストランへ入っていく。

 店内には客がいない。日曜日の午後2時頃のドイツ人は、家族と家で過ごしているのだろう。静かすぎる店内も落ち着かないものだ。ドイツビールを味わう暇もないぐらい一気に飲み干し、サーモンのパスタを平らげそそくさと店を後にする。

マルクト広場 腹ごなしの散歩ではないが、ガイドブックの地図を片手に行くあてもなくフラフラと歩く。店が休みなので格子状のシャッターは閉められているが、格子の空き間から店内を覗く。店によっては、小さな出窓のようなディスプレーウインドウに商品が飾られている。日本とは違う風景に心踊る。日本では、ウインドウショッピングなどしないが、ここドイツでは楽しみの一つだ。マルクト広場では、お祭りという感じでもないが、広場にたくさんの人で賑わっている。「何だろう、何かが起こるのだろうか」と興味深く様子を見ていると庁舎から恰幅の良いおじさんが、手を振りながら出てきた。それと同時に庁舎の前で待っていた鼓笛隊が演奏を始める。群衆が騒ぎ出した。そのおじさんは、有名な人のようだが私は知らない。

街中の様子 屋台では、キャラメルでコーティングされたポップコーンが売られていた。思わず買ってしまった。そのポップコーンをむさぼりながら、繁華街を歩く。タップダンスや楽器の演奏なんかをしているストリートパフォーマを見つけると、そこの立ち止まりじっと見ていた。アンデス風の格好をした男性4人が、楽器を奏でている。日本ではあまり聞たことのない音楽に引き寄せられ、そのまま彼らの前に立ちすくみじっと音楽を聞いていた。高原のさわやかな風に吹かれているような感じがする。とてもここちよい音楽だ。演奏を終えた彼らは、その場で自分たちのCDを手に持ち売りはじめる。聴衆の前で「どぉ?買いませんか?」とCDを差し出す。それまでいた聴衆もバラバラと散っていった。。フランクフルト駅に戻ったわたしは、さっきのCDを手にしていた。

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